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数値解析:Appendix-B:非線型連立微分方程式の解法

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非線型連立微分方程式の解法一覧

反応を伴う微分方程式系で良く利用される解法の一覧を表1に示す。特に気相ラジカル反応を積分するときなど、Stiffな系の連立微分方程式の解法(自動刻み)で、適用される。また、コードの所在・有無も示す。

表1:Stiffな連立微分方程式の解法一覧
No. 名称 ソース出典 備考
1 Gear法 私的に入手 2のAdams法と共通のコードを利用し、入力フラグにより切り替えを行う
2 Adams法 同上 同上
3 Implicit Runge-Kutta 2-step法
榊原が1989年に作成
2-step法、3-step法の2つがある。
4 Implicit Runge-Kutta 3-step法
榊原が1989年に作成
同上
5 Adams-Molton法 IMSLライブラリ付属。ソースなし。 Compaq Visual Fortran付属のIMSLライブにライブラリとして収納され、Stiff系に利用される。
6 Gear法 同上 同上
7 Petzold-Gear法 同上 同上
8 Adams法 ODEPACK ODEPACKは、常微分方程式の解法パッケージの名称であり、この中に各種解法が収録されている。
インターネットでソース取得可能(2002年のバージョンがある)。オリジナルはLivermore Laboらしい。
9 Gear法 同上 同上
10 Auto BDF法 同上 同上
11 Rosenbrook法 Recipe77の図書1)に収録
12 Bulirsch-Stoer法 Recipe77の図書1)に収録
13 Adams法 VODE PACK VODE PACKは、常微分方程式の解法パッケージの名称。解法パッケージは離散集合が激しく、ODEPACKとどこかで分流したらしく、同じ様な計算結果が得られる。2002年バージョンがある。
14 BDF法 VODE PACK 同上

注: BDF: Backward Differencial Formula (陰的な解法の意)。

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Literature Cited

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